今日のご紹介は、栃木市のF様邸。代々続いた総合病院の院長として活躍されているご主人、奥様、3人のお子様の5人家族が住まう家です。病院に隣接されたリタイアメントハウスは、院長であるご主人自らアメリカに何度も足を運ばれ、その建物だけでなくライフスタイルも研究をされ建築したものです。ご自宅新築のご計画の上で、北米型輸入住宅をご希望されたことは言うまでもありません。この伝統的なトラディッショナルスタイルの建物の基本設計は、シアトルの仲間でもあるDavid.A.Clark氏によるものです。施工は、日本人クルーとアメリカ人クルーの混合チームで編成しました。
外壁はフルサイズの煉瓦を積み上げた重厚感の中にも、ドーマー・出窓廻りのレッドシダーパネリングにより、優しい木のぬくもりも感じられます。玄関ドアはIWP社チェリー材ドア、サッシはPozzi社アルミクラッドサッシを採用。
エントランスを入ると正面に洗練されたデザインの木製サーキュラー階段。ドライウォールの壁も、ウェインスコット(腰壁)も、階段のアールに沿って美しいラインを引き立たせています。
暖炉の前のソファに座ると、のんびりとして時がたつのも忘れてしまいそう。このソファは、奥様とシアトルまで家具調達に行った際に、その場でデザインしオーダーしたものです。このリビングのイメージにぴったりでした。
たっぷり光が差し、朝から気持ちのよいダイニングルーム。リビングとの間仕切りには、コラム(化粧柱)とコーム型下がり壁がデザインされ、開放感のあるスペースになっています。
名嘉睦稔作品「白南風の向日葵」もひときわ映えています。インテリアの一つとして『アート』を飾る大きな壁も設計の上で大切なことの一つですね。
1階ゲスト用バスルーム。KOHLER社 English Trellisシリーズ。実に美しく華やかですね。真っ白なイタリアンタイルが清楚な雰囲気を醸し出し、さらに清潔感のある空間になりました。
2階ホールウェイより玄関吹抜け。手摺や照明器具など、約85%の建材をアメリカより輸入しました。
建築中のある日、F様から『ガレージの後ろのスペースを何かに使えないですか?』とのご相談。考えた結果、息子さんのためになんとバスケットコートを作ってしまいました。ちょっとした遊び心です。
四季折々にお花が楽しめるお庭。お天気の良い日にはゆっくりウッドデッキでティータイム。
F様邸には、もちろん当社オススメのHVACシステム(セントラル冷暖房システム)を導入し、冬は暖かく夏は涼しく、さらに常に同じ温度・湿度を保つ快適な空間にも大変ご満足して頂いております。いつお邪魔してもとてもきれいにされており、この家を大切にして頂けているんだなぁと心より嬉しく思います。
いや~、それにしても素晴らしい邸宅ですね。
やはり仕事柄、壁に掛かっている作品をチェックしてしまうのですが・・・
なんと!!!
名嘉睦稔先生の『白南風の向日葵』が燦燦と輝いているではありませぬか。
とても光栄です。
ありがとうございます。
ひでおさま
おぉ、ご覧頂きありがとうございます!
また、お褒めの言葉とても嬉しいです。
スッキリとした白い壁にこの作品を掛けた瞬間から
空間全体に何か息が吹き込まれたような不思議な感覚がありました。
力強さの中にも優しさを感じられる作品ですね。
あ、カーテンもこの作品に合わせてコーディネートしてみました^^;